ビバリーヒルズ・コップ
<BEVERLY HILLS COP>
84年 アメリカ映画 105分

監督:マーチン・ブレスト
製作:ジェリー・ブラッカイマー
   ドン・シンプソン
出演:エディ・マーフィ(アクセル・フォーリー)
   ジャッジ・ラインホールド(ビリー・ローズウッド)
   ジョン・アシュトン(ジョン・タガート)
   ロニー・コックス(アンドリュー・ボゴミル)
   リサ・エイルバーチャー(ジェニー・サマーズ)
   スティーブン・バーコフ(ヴィクター・メイトランド)

(あらすじ)
デトロイト市警のアクセル・フォーリー刑事は、殺された幼馴染マイキーの仇を探す為、犯人を追ってビバリーヒルズに行く。
所轄も違うし、正規の捜査でもない為、地元のビバリーヒルズ警察から煙たがられるアクセルだが、得意の口技を駆使し、犯人が画廊のオーナーで大富豪のメイトランドである事を突き止める。
そして、ビバリーヒルズ警察のローズウッドとタガート刑事と共に、メイトランドの屋敷に乗り込むのだった。

(感想)
エディ・マーフィの作品群の中でも一際輝く傑作映画。一応、個人的意見ですが、実際の評価もこんな感じですよね。
これは、脚本が上手いのかエディの魅力によるものなのか(それとも両方?)、もうストーリーが面白すぎるぐらい面白いです。エディ=アクセルが画面上で魅せる数々の技。尾行の刑事を撒く技や、必殺の嘘八百攻撃での潜入、誰に対してもフレンドリーに話し掛ける話術など、これらを見てるだけでも面白いのに、これがストーリーの流れに自然に入ってるところがいいですよね。
あと、アクションシーンでの立ち回りもかなりいい感じです。フットワークが軽いですよね。激しいアクションをするシーンはスタントマンがやってるんでしょうけど、映画を見てる間は話術もアクションも全部“アクセルがやってる”ように見えます。

エディ以外でも、ローズウッド、タガートのビバリーヒルズ警察の二人もとってもいいキャラクターで、この3人のやり取りがまた面白いんです。やっぱり『ビバリーヒルズ・コップ』と言えば、この3人が揃ってこそですよね。だから、タガートの抜けた『3』は、シリーズの中でもちょっと面白さが落ちるんですよねぇ。

また、アクセルが何かやる時に必ず鳴るテーマ曲もいいですねぇ。何だか、耳に残る曲です。さらに、終盤のアクションシーンに突入する際には、ちゃんとアクション用にアレンジされたバージョンが流れるというのも芸が細かいです。まあ、普通のバージョンのままだとアクションシーンに合わないですからね。