監督・音楽:ジョン・カーペンター
撮影:ディーン・カンディ
出演:カート・ラッセル(ジャック・バートン)
デニス・ダン(ワン・チー)
キム・カットラル(グレーシー・ロウ)
ビクター・ウォン(エッグ・シェン)
ジェームズ・ホン(ロー・パン)
ケイト・バートン(マーゴ)
ドナルド・リー(エディ・リー)
カーター・ウォン(稲妻)
ピーター・ウォン(雨)
ジェームズ・パックス(雷鳴)
スージー・パイ(ミヤオ・イン)
(感想)
今でこそ、香港風カンフーアクションはアメリカでも人気ですが、そのブームの来る数年前にカンフーアクション物の要素を取り入れていた映画です。ただ、主演がジャッキー・チェンやジェット・リーの映画のようなカンフーがメインという訳ではなく、本筋はギャグアクション・ファンタジー風味の所にカンフーテイストが添えられている、という感じですけどね。
主演はアクションをやれる男、カート・ラッセルなんですが、劇中、カートがカンフーを使うなんてシーンは出ません。カート演じるジャック・バートンという男、態度は強そうなんですが、実際は人並みの戦闘力しかなく(多分)、アクションシーンではほとんど活躍しません。ではどこで活躍するのかと言うと、ギャグシーンです(笑)。
邦題が『ゴーストハンターズ』という、『ゴーストバスターズ』のもじりになってるように、ゴースト、というか、物の怪の類が出てきたり、目や口から光線を出す怪人が出てきたりします。
主役がギャグに走る中、こんな連中と誰が戦うのかと言うと、相棒の中国人、ワンが武術の達人だったりします。ただ、演じるデニス・ダンはもともと武術の出来る人ではなく、撮影に備えて練習したもののようです。てっきり、ジャッキーみたいな香港のアクションスターなのかと思ってました。
監督はホラー映画をよく撮るジョン・カーペンターですが、こんなアクションコメディも撮れる人なんですね。『エスケープ・フロム・LA』といい、コメディセンスのかなりある人なんですね(あれはコメディじゃないか・笑)
ちなみに、エンディングテーマも監督自らが歌ってます。