クラス・オブ・1999
<CLASS OF 1999>
90年 アメリカ映画 96分

監督・製作・原案:マーク・L・レスター
出演:ブラッドレー・グレッグ(コディ)
   トレイシー・リン(クリスティー)
   パトリック・キルパトリック(ブライレス)
   ジョン・P・ライアン(ハーディン)
   パム・グリアー(コナーズ)
   マルコム・マクドウェル(ラングフォード校長)
   ステイシー・キーチ(フォレスト)

(あらすじ)
近未来、アメリカの高校は不良学生の蔓延で荒れに荒れていた。平気で麻薬をやり、銃を所持する学生たち・・・。シアトルのケネディ高校の周辺は特に酷く、「無差別発砲地帯」と呼ばれ、そこには警察ですら入ることができない。
そこで政府は、教育防衛省なるものを設置。ケネディ高校に3人の教師を送り込んできた。だが、その教師達は何と人間ではなかったのだ!

(感想)
何やら、やたらシリーズの多い『処刑教室』シリーズの2作目。でも多分、『死霊のはらわた』シリーズみたいに、邦題で勝手にシリーズにされてる可能性は大ですね。ただ、この映画は『処刑教室』の正式な続編に当たります(物語の繋がりは無いですが)。
一応、アクションに分類しましたが、どちらかというと、ホラー・アクションですね。『13日の金曜日』よりやや弱め程度の残酷シーンが出てきます。

あらすじでは近未来という言葉を使ってますが、タイトルにある通り、舞台は1999年です。製作が90年なので、「当時は近未来」という事です。
とにかく、学校の荒れ具合が酷いんですが、当時は「将来、このまま行けば学校はこんな状態になる!」みたいな流れがあったんでしょうかね。ただ、あんな、銃を平気で持ち歩いてるような危ない連中が、なぜか学校にはちゃんと来てるってのが笑えますね。あそこまでワルならわざわざ学校まで来なさそうな気もするんですが。まさか、サボると親に怒られるから学校に行ってるわけでもないでしょうし。
あと、舞台となるケネディ高校、暴力事件発生件数2時間38秒に1回という説明が出てきますが、何だか、思ったより少ないですね(笑)。少なくとも事件発生後2時間は皆おとなしくしてるという事なのか。
まあ、そんな細かいツッコミどころは多々あるタイプの映画ですが、見てて単純に「面白い」映画ですね。

主演のブラッドレー・グレッグは、主人公コディをクールでかっこよく演じています。主人公がかっこいいとアクション映画はグッと締まります。ただこの俳優、出演作がこれ含めて2本しかないみたいですね。もしかしたら、テレビ俳優なんだろうか?