監督:クレイグ・R・バクスリー
出演:ドルフ・ラングレン(ジャック・ケイン)
ブライアン・ベンベン(スミス捜査官)
ベッツィ・ブラントリー(ダイアン)
(感想)
この映画の敵は、実は宇宙人です。でも、地球に来た目的は地球の征服ではありません。人間が麻薬を吸った時に出るエンドルフィンという物質が、この宇宙人にとっては最高の麻薬になるらしい。そんなわけでわざわざ遠く離れた地球までヤクを仕入れに来ているんです。いわゆる、売人です。
で、コイツを追うことになるのが我らが人間核弾頭、ドルフ・ラングレンです。典型的ながら、味のあるマッチョ刑事を嬉々として演じています。
この映画の面白い点は、ドルフが主演なのに「マッチョVS宇宙人」という図式ではなく、「刑事コンビVS宇宙人」という形になってるところです。ドルフに、背の低いインテリ系の男が相棒につけられるんですが、このデコボココンビによる、バディムービー的な要素がかなり前面に出てます。
で、またこれが面白いんですよね。コメディ色が強いという訳ではないですが、この二人の掛け合いが、何か見てて楽しいんです。ドルフの相棒役スミス捜査官を演じる俳優の名前がブライアン・ベンベンというのも愉快です(何がだ・笑)。