監督:マーク・F・ヴォイザード
出演:ゲイリー・ダニエルズ(エリック・ケリー“ホーク”)
ジェイソン・ヘイトメヤー(リジー・ハンプトン)
ジョージ・チャン(チャン・リポー)
キャス・マグダ(イライアス・T・ガー)
(感想)
我らがゲイリー・ダニエルズ主演のアクション映画で、ところどころにアクセントとして、笑えるシーンやグロシーン、ベッドシーンが挿入されるという豪華仕様です。
ですが、「面白い映画か」と問われると、「う〜ん・・・」と唸るしかなくなるというタイプの映画でもありましたねぇ。
ゲイリーの回し蹴りは相変わらず華麗に決まりまくるんですが、同時に、今作は結構、敵からダメージを受けます。そのせいか、アクションの流れがあまり良く無い雰囲気でしたね。ただ、敵にやられてフラフラになったと思ったら、次のシーンでは元気に反撃したりする元気なゲイリーの姿は実に頼もしいです。
劇中、ゲイリーが相棒の中国人に「カンフーはお前より強いぞ」と言うと、「中国人は全員、ブルース・リーみたいにカンフーを使うと思ってるのか?」と食ってかかられるシーンがあります。今のハリウッドにおける、東洋人の扱いに対する皮肉かと思ったら、この中国人もやっぱりカンフー使いであることが後に判明したりします(笑)。何か妙に印象に残るやりとりでしたね。
ちなみに、原題の『ホークの復讐』という分かりやすいタイトルにちょっと笑ってしまいました。