監督:フレデリック・フォレスティア
出演:ドルフ・ラングレン(フランク・クロス)
ロイ・シャイダー(ベイカー大統領)
マイケル・サラザン(ダグラス・マーフィー)
モンテル・ウィリアムズ(ノースロップ中佐)
(感想)
いやあ、これは面白いですねえ。ドルフ映画の中でも一、二を争う出来です(この感想を書いてる時点までに見た主演作の中では、ですけど)。
展開は『ザ・ロック』に似てるところがありますが、恐らく、この映画の制作費は『ザ・ロック』の半分以下でしょう。やっぱり、面白い映画を作るのに制作費はあまり関係無いんですね。
まず、序盤に出てくるカーチェイスシーンが、ビルの屋上なんてところで繰り広げられるというのが、意表を付いて面白いですね。車がポンポンと跳ねる辺りも何だか楽しげでいいです。
中盤以降のミサイル基地を舞台とした攻防も非常にスリリングです。娯楽アクションの中に、それとなく反核のメッセージも割り込ませていたりします。
あと、映画全般において、ところどころアクションコメディを彷彿とさせるような笑えるセリフが入っているのも面白いです。
アクション有り、サスペンス有り、笑い有りと、なんとも贅沢な一品ですね。