監督・製作:ジョセフ・メルヒ
出演:ゲイリー・ダニエルズ(アレックス・ゲイナー)
ケネス・タイガー(ハリー・ジョハンセン)
フィオナ・ハッチソン(メアリー・ゲイナー)
ティム・コルセリ(パリッシュ特別捜査官)
ジリアン・マクワーター(カメラマン、ボビー・T)
デイブ・ポウレッジ(国境警備隊員ケリー)
(感想)
どうも、ポストプロダクションにあまり時間をかけてないんじゃないかと思うぐらい、ところどころザツな箇所があります。編集が何か変で、場面が切り替わったと思ったら、突然格闘シーンが始まったりします。
まあ、取り立ててマズいのはこの点ぐらいですかね。中盤、ヘリから落とされた主人公が、死なずにピンピンしてたりするのは、きっと笑うところでしょうし(笑)。
ストーリーは、もう有って無いようなもので、真剣に見たら突っ込みどころが多すぎて大変だと思います。適当に流し見しながら、アクションシーンだけ追って見る、という形が丁度いい鑑賞方法かもしれないですね。主人公の無実を信じて奔走するレポーターの描写は割と面白いですが、出てくるのが中盤以降です。
肝心要のアクションシーンですが、序盤のカーチェイスシーンはかなり迫力があります。何せ、主人公が乗ってるのが乗用車じゃなくて大型トレーラーですからね。さらに、道を塞ぐパトカーをふっ飛ばしながら爆走するんですが、この吹っ飛ばされた車がアホみたいに炎上したり、天高く吹っ飛んだりします。
そして、中盤には高層ビルの淵にぶら下がりながら、ヘリに銃撃されるという緊迫シーンがあり(ただし、描写がちょっとしつこいんですが)、ラストはショッピングモールを舞台に白熱の攻防戦が展開されます。
そして映画のシメは、レポーターのハリーがカメラ目線でこの映画のテーマを切々と語ります。しかし、言ってる内容は何だかよく分かりませんでした。