ロボポリス
<R.O.T.O.R.>
87年 アメリカ映画 90分

監督・製作:カレン・ブレイン
製作・脚本:バッド・ルイス
出演:リチャード・ゲスウィーン(コールダイロン)
   マーガレット・トリッグ(ソニー)
   ジェーン・スミス(ドクター・スティール)
   ジェームズ・コール(グレッグ)
   キャロル・ブランドン(R.O.T.O.R)

(あらすじ)
凶悪犯に対抗する為に、ロボット警官が開発されていた。それは、戦術捜査用ロボット、通称“R.O.T.O.R”と呼ばれていた。
その完成にはまだまだ数十年の研究が必要なのだが、上層部は「早く完成させろ」とせっついてくる。結局、未完成のままのロボポリスが何故か始動し、町に出て行ってしまう。
早速、ちょっとスピードをオーバーして走っていたドライバーを射殺し、それを見て逃げた連れの女を追い掛け回し始めた。
ロボポリスの研究開発の主任だったコールダイロンは、マッチョ女性科学者のスティール博士と共に後を追うのだった。

(感想)
タイトルからして『ロボコップ』のバッタ物ですが、どうも『ターミネーター』もパクっているようです。凄いのは、製作年度が『ロボコップ』と同じという所ですね。いったい、何週間で作った映画なんだろう(笑)。
当然、そんなバッタ物映画が面白い映画のはずがないんですが、何故か劇場公開をされてるらしいんですよね。こんなのを劇場で見てしまった人がいるんですね。気の毒に・・・(笑)。

何がつまらないって、展開が何とも単調ですし、肝心のロボポリスが映画が始まってからなかなか出てこないですし、出たと思ったら、ただのヒゲオヤジなんて外見だしと、映画を面白くする要素より、つまらなくする要素の方が多く入ってるぐらいです。
一応、“面白くする要素”も入ってる事は入っています。まず、主人公のコールダイロンは、アクションシーンが始まると急に演技がダーティ・ハリーを意識したものになりますし、本編と何の関係も無いコンビニ強盗に巻き込まれるシーンでは、店員のおばちゃんがカンフーを使ったりします。
あれ?これは“映画を面白くする要素”じゃなくて、“ツッコミ所”か(笑)。

でも、こんなタイトルの映画から想像する、「どんなにつまらない映画なんだろう」という興味には100%応えてくれる内容ではありましたね。