監督:ワース・キーター
出演:ロバート・キャラダイン(カーター)
ジェフ・スピークマン(ジャレッド・ストーン)
ロビン・カーティス(シャノン・ブレイ)
スティーブ・カナリー(ウィルソン)
ジョージ・マードック(パートウ)
ジュディス・チャップマン(ギブソン)
ブレント・ハフ(ティル)
ランス・ルゴール(トレッド・ウィル)
マイケル・モンクス(ヘットン)
ジョー・ガルシア(エージェント・グリーン)
(感想)
舞台が宇宙ステーションという事で、ジャンル的にはSFに属するんでしょうが、何だか見ていて、あんまりSFっぽくないのは何故なんでしょう?普通の舞台限定型テロリストアクションの映画みたいです。
多分、そう思う一番の原因は、主演のジェフ・スピークマンが、宇宙に行っても相変わらず敵と格闘で戦ってる所でしょうね(笑)。
でも、これを見て「B級映画って素晴らしいなぁ」と改めて思いましたね。A級映画だったら、例えマーシャルアーツ系アクションスターが主演でも、「宇宙ステーションに行ってまで格闘させる」なんて真似、恥ずかしくて出来ないでしょう。ですが、我々がスピークマンのような俳優に望むのは、やはり「どこでも格闘。いつでも格闘」なわけですよ。そんな我らボンクラの夢と希望が実現出来る土壌のあるB級映画界の自由度の高さには感心せずにはいられません。
ただ、問題は、この映画そのものがあんまり面白い映画ではないという所でしょうかね。才能あるスタッフが集められなくてつまらない映画が出来上がってしまうというのがB級映画界最大の欠点ですね。
どうでもいい事ですが、この映画、主演はスピークマンだと思うし、実際出番も出演陣の中で一番多いんですけど、クレジットは2番目になってます。で、代わりに一番目にきてるのはロバート・キャラダインという方です。
私の知らない人なので、てっきり、ジェフの次に出番が多い宇宙飛行士のおじさんがロバートなのかと思ってたんですが、エンディングの出演者紹介で違う人だったことが判明しました。脇役と言うか、あくまでも出演者の一人として、ラストまで主人公と一緒に宇宙ステーションにいた、宇宙飛行士の一人がロバートでした。何故、こいつがクレジットトップなんだ?というのがちょいと気になってしまいました。普通なら“and”とか“with”とかの後に名前が出るようなポジションなのに。