監督:アーネスト・ディッカーソン
出演:アイス・T(メイソン)
ルトガー・ハウアー(バーンズ)
ゲイリー・ビジー(ドクター・ホーキンス)
F・マーレイ・エイブラハム(ウォルフ)
チャールズ・S・ダットン(コール)
ジョン・C・マッギンリー(グリフィン)
ウィリアム・マクナマラ(デレク)
ジェフ・コーリイ(ハンク)
ブタ(フランク)
(感想)
山中を舞台に人間狩りを目的とした追走劇が繰り広げられる!という映画です。
アイス・T演じる主人公のメイソンは、元特殊部隊とか、ベトナムの勇士だったなどの前歴のない、ただのスラム出身のルンペンなので、罠を仕掛けて追跡者を始末するなどという事が出来ず、基本的にはただ逃げるだけです。
ただ、数年前までは安月給ながら仕事も持っていた、多少は学のある男です。いわゆる、「普通の男」という感じで、見る側にとっては等身大のキャラクターという事になります。そんなわけで、「もし自分だったらどう行動するだろう」という事を考えながら見る事が出来ます。
しかし、金持ちの歪んだ欲望というのは、度々映画で取り上げられますね。大金を払って、人を殺してみたいという心理はどこから来るんでしょう。思考回路は「どうして人を殺しちゃいけないんですか?」とのたまってるアホ中学生となんら変わらないですね。