監督・製作・脚本:ジェレミー・ウォレス
出演:DJ・ビィブォナオ(アーニー)
エリック・スタンツ(ブンブン)
ジェイソン・クリスト(ドーカス)
マイケル・ウォレス(アイザック)
クリス・ベレット(ダニー)
ジョイ・ペイ(アビー)
メリッサ・ウォレス(レイナ)
ジュリー・ファーラー(キティ)
トミーのクラスメイトで生き残った数人が湖畔の別荘に集まり、トミーを返り討ちにしてやろうと企む。だが、各々が勝手な行動をとってる内に一人づつ惨殺されていくのだった。
(感想)
いやぁ、もう、つまらねぇ〜〜!!何だ、この映画。
と言うか、もう“映画”じゃないですねコレ。じゃあ何だと言われると、まあ“悪ふざけ映像”とか言うしかないぐらいです。
私も今までいろんなクソ映画を見てきましたが、中でも最底辺でしたね。下には下があるものなんですなぁ。
超低予算の、いわゆる自主制作映画の類だと思うんですよ。『ゾンビ・オブ・ザ・デッド』みたいな。JVDからリリースされてますし、吹き替えの雰囲気も同じような感じでした。
でも、もう自主映画の中でも酷いぐらいなんですよね。本当に、『ゾンビ・オブ・ザ・デッド』がまともに思えるぐらいですよ。
まず、所々に悪ふざけとしか思えないような演出とか展開とか出て来るんですよね。もしかしたらコメディシーンとして入れてるのかもしれないですが、これで笑えるのは作った人達だけでしょう。と言うか、舞台裏で爆笑してるスタッフの笑い声が聞こえてきそうでしたからね。もう、完全に独りよがり。いや、この場合は内輪受けか。
さらに、吹き替えの連中まで悪ふざけしてるんですよね。『ゾンビ・オブ・ザ・デッド』や『ミート・マーケット』の時は「面白い吹き替えだな」とか思えましたが、こちらは聞いてて段々腹が立ってきましたからね。「お前ら、遊んでんのか!」と。
正直、私がこの映画をレンタルしたのも、「どんなに酷い映画なんだろう」という興味からでしたけど、酷いにも限度がありますね。何か勝手な言い分みたいですけど、これはもう仲間内だけで楽しむ専用のもので、金取って人に見せるレベルのものじゃないだろうと。
そんな、この大駄作(←このフレーズ、初めて使った気がする・笑)で、唯一褒められる所は、僅か67分で終わる所ですね。まあ、これでも充分長いですけど。