監督・製作:アルフレッド・ザカリアス
出演:サマンサ・エッガー(ジェニファー・ベインズ)
スチュアート・ホイットマン(カニンガム神父)
ロイ・キャメロン・ジェンソン(マーク・ベインズ)
ルー・サンダース(レオ・マトソン巡査部長)
(感想)
手首から手首へ乗り移るという変わった悪魔が登場します。悪魔本体は一瞬シルエットで出るだけですが。
呪われた人は気が狂って他の人を殺したり、自分の手首を切って分離状態になりたがったりしますが、最終的には坑道に入っていったマークの妻、ジェニファーを殺すのが目的らしいです(理由は不明)。
それを守ろうとする神父さんが登場するなど、オカルティックなストーリーで、流血惨事や惨殺死体が出るようなタイプのホラーでありませんでした。
邦題は『悪魔のゾンビノイド』となっていて、タイトルに“ゾンビ”が入ってますが、ゾンビは出てきません。ハッタリタイトルなので注意!
オープニングで、呪いにかかった女が数人の男達に手首を切り落とされるシーンが出てきて(服装から、全員悪魔崇拝者と思われる)、そのどさくさで女が巨乳をポロリとするので、「のっけからこんなシーンが出るとは、これはそういうタイプの映画かな?」と思わせておいて、お色気シーンはこれ以降出てこなかったりします。残念。
全体的に、これといった見せ場もなく、淡々と話が展開していくので、このオープニングが唯一の見せ場といった感じです。あと、中盤になぜかカーチェイスシーンが入ってて、車が二台ほど横転したりしますが。
ラストも非常に有りがちなもので、もしビデオ屋でこの映画を発見しても、「変わった悪魔が出る映画を見たい」という気分じゃないなら、避けた方が無難という、そんな映画でした。