監督:ジョン・ギャラガー
製作総指揮:マット・デイモン
ベン・アフレック
ウェス・クレイヴン
クリス・ムーア
出演:クリスタ・アレン(タフィー)
バルサザール・ゲティ(マヌケ)
ジョシュ・ザッカーマン(ホット・ホイール)
ジェニー・ウェイド(ハニーパイ)
エイリーン・リアン(バアさん)
クルー・ギャラガー(バーテン)
ジュダ・フリードランダー(ビール男)
デュエイン・ウィテカー(ボス)
ヘンリー・ロリンズ(コーチ)
ナヴィ・ラワット(ヒロイン)
ダイアン・ゴールドナー(ハーレー・ママ)
タイラー・パトリック・ジョーンズ(コーディー)
ジェイソン・ミューズ(ジェイソン)
アンソニー・“トレッチ”・クリス(兵隊)
エリック・デイン(ヒーロー)
(感想)
一軒の酒場を舞台に、酒場の客達と謎のモンスターとの攻防と生き残りサバイバルを描いた映画です。
とにかく話は単純で、凶暴な怪物の襲撃からどう生き残るのか、あるいは、誰が生き残るのか?というのを楽しむ映画となっています。
いやぁ、こういう分かり易い映画はいいですね。そのモンスターがまたかなりの攻撃力を持っていまして、おかげで、そこそこ激しい人体破壊描写が出てきたり、ちょっとした恐怖感もあったりと、モンスター・ホラーとしてかなりの見応えもありました。
あと、モンスターの設定に、「仲間が死ぬと、その場ですぐに交尾を始めて、新しい仲間を増やそうとする」という習性があるのは新しいですね(ちなみに、交尾開始から、新しく誕生した子供が人を襲うようになるまで、約1分ほどです。速い!)。
また、登場人物が結構な数いるんですが、「果たして、この中の誰が生き残るのか?」というのを予想しながら見るのを推奨してるような作りになっているようでした。
各登場人物が出てきた際に、その人物のプロフィールが表示されるんですが、そこで名前と職業や特技、そして“寿命”というのが出てくるんです。その寿命というのは、「だいたいどれぐらい持ちそうか」というのを、キャラ設定から予想したような感じのものです。
見てる間はその情報を多少は頭に入れながら見ていたんですけど、映画を全部見終わった後に改めてその寿命を確認してみると、ほとんど当てにならないデータだったんですよね(笑)。でも、なかなか面白いアイデアではありました。難を言えば、キャラクターが多すぎて、顔と名前と寿命が一致しなかったり、覚え切れなかったりという事があった所ですかね。
で、そういう演出があるという事は、「誰が死んで誰が生き残るのか」という点には、他のホラー映画と比べて結構捻ってあるわけです。
でも、まだちょっと捻り足りない所がありまして、登場したのを見た瞬間、「ああ、コイツはきっとほぼ無傷で生き残るんだろうな」と思った奴がまさにその通りになったりしてましたからね。
ちなみに、マット・デイモン&ベン・アフレックが製作総指揮として名を連ねているというのがウリと話題の一つになっているんですが、実際、どの程度関わってるんでしょうかね。何か、この2人が、こういう、評論家が見向きもしないような映画に積極的に関わっているとは思い難いんですが。結局、一番関わってるのはやっぱりウェス・クレイヴン御大なんじゃないんだろうか(笑)。