ファイナル・デス・ゲーム(ネタバレ感想)

主人公が「時間を戻すように願う」と最初に言い出した時から、「それやっても、結局またゲームを渡されて最初からやり始める事になるんじゃないんだろうか」と思ってたんですけど、まさにその通りになってしまいました(笑)。
これで、最初に戻って、また一から同じ事が延々繰り返されるのかと一瞬思いましたけど、考えてみたら、サイコロで皆が前回と同じ目を出すとは限らないんですよね。今回は、主人公が真っ先に死ぬ可能性も無いわけじゃないんでしょう。
そう易々とクリア出来るゲームとも思えないんで、どうやら、全てを無かった事に出来る大事なチャンスを棒に振ってしまったんですねぇ。気の毒に。あそこは「自分の記憶を残したまま、時間を戻す」という願いをするのが正解だったんでしょうかね。
ちなみに、ゴールするだけでなく、さらに後2つクリアしなきゃいけない問題があるとは厄介でしたね。「コマを正しい方の蛇の口に入れる」の所は、何だか脳トレの問題みたいでしたし。
あと、もう一つの「ゲームを誰かに渡さないといけない」というのを、主人公がすっぱりと忘れてたらしいのはどういう事なんでしょうか。ちょうどいい所にゲームを欲しがってる刑事がいるのに、「ゲームをクリアしたのに何も起こらない!」みたいな事を言ってましたからね。
見てるこっちの「いや、そのゲームを誰かに渡さないとダメだって言われただろ」という心の声を他所に、ヒロインの「私が死なないと駄目なんだわ」からの、まるでお涙頂戴映画かのような湿った展開が出てきた時は「何だ、これ?」と思ったものでした。

ところで、エリザ・ドゥシュクのキャラクターは、実は悪魔の手先か何かだったみたいですね。
主人公にゲームをやらせるように、そして、仲間を集めて大人数でやるように仕向けていたわけですか。確かに、いいタイミングで主人公に話し掛けてきてましたからねぇ。灯台に住み着いていて家も無ければ、警察に身元のデータも無いと、今思うと怪しいどころじゃない人物なのに、映画見てる時は全然疑ってませんでしたね。「トゥルーが悪者のわけがない」と無意識に思っていたのか。


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