それにしても、最後にエンドクレジット無しで唐突に終わるとは思いませんでしたね。でも、いい終わり方だったと思います。特に、劇中、怖い事が起こる際に使われてた「ゴゴゴゴッ！」という音を、画面真っ暗なまましばらく流すという演出は実に面白かったです。劇中であの音が鳴ると、部屋に足音が聞こえてきたり、影が入ってきたりと怖い事が起こっていたんで、「もしかしたら、この劇場内に怪奇現象が起こってしまうのでは！？」とか思ってしまうんですよね。思わず、出入り口の方を見てしまいましたよ（何かが入ってきてるのではと・笑）。
で、そんな妙な緊張感を残したまま、劇場内の電気がついてパッと明るくなって、映画が完全に終了した事が分かるというこの流れは、ほんと面白い体験でした。まさに、見に迫るような体感のある、アトラクション・ホラーといった趣でしたね。
あと、何の謎も解明されないまま、バッドエンドで終わる所も最高でした。やっぱり、謎は謎のままでいる時が花ですから、「ケイティはどこへ行ったのか」とか「あの現象を起こしてたのは何だったのか」の正体は永遠に謎でいいぐらいです。まあ、続編で正体が明かされる可能性大ですけどね（爆）。