さて。今回の呪いの厄介な所は、「信仰を持っていない人間に降りかかる」という所です。
逆に、主人公のように、信仰心さえ持っていれば恐れるにたりない呪いではあるんですけど、「神を信じない者に死を」というのは、別の意味で恐ろしいです。これまでは「信じる者は救われる=信じない者は救われない」という段階でしたけど、この映画ではいよいよ「信じない者は殺す」まで来てしまったんですよねぇ。もう、「神、怖ぇ〜!」といった感じです。
いや、別に、神の側が、自分を信じない者を殺して回ってるというわけではないんで、本来なら、信仰心のある者が呪いにかからない事について、「神の力によって守られている」と思わなければいけないところだと思うんですけど、でも、結局コイツは、信じない者を見捨ててるという事になるわけですよね。かと言って、信じている者に対して起こしてあげる奇跡というのが「呪いから守ってやる」のみという辺り、「何でそんな中途半端な能力の奴を崇め奉らないとならないのか」となるわけですよ。そういう面でも、今回の呪いは厄介な代物と言えそうですねぇ。