プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂(ネタバレ感想)
『グリーン・ゾーン』に続いて、「大量の武器が隠されていると騙されて戦争を始めてしまった」という話が出てきたわけですけど、今、ハリウッドでは大量破壊兵器のウソに関する話が流行ってるんでしょうかね。
でも、『グリーン・ゾーン』の時は、それがストーリーのメインになっていた為に、「今更?」という感が出てしまったものの、今回は、隠し味的な意味があるかどうかも疑わしいような、投げっぱなしな感じで入れられているのが何かいいですね。「この件に関して思う事があるならば、ご自由に議論を始めてください」みたいな。
で、時間を戻す事が出来る魔法のアイテムがありながら、戻った所が「すでに侵略が終わった後」というのが面白いです。「もうやっちまったものは、例え映画の中でもどうしようもない」という事なんですかね。では、悪い事をしてしまったと気付いた後にどうするか、というわけですけど、ペルシャ側は相変わらず尊大で、「本当に悪いと思ってるのか?」みたいな態度なのが凄いですね(笑)。これは皮肉として入れているのか、それとも、これがアメリカの一般的な感覚という事なのか。
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